Aoyama REAX Consulting株式会社(ARC)のメンバーが3月、不動産鑑定士試験に最終合格しました。ARCの不動産鑑定士は取締役の平子剣士に続き2人目となり、より専門性の高いサービスを提供できる体制となりました。
合格したのはARCグループの社員、脇山大明(31)です。もともと地方公共団体職員として道路用地買収に携わっており、取引先であった不動産鑑定士の姿に憧れて勉強を始めました。
まず宅地建物取引士試験で基礎知識を固め、不動産鑑定士試験の短答式、論文式を突破。ARCで勤務しながら、2年間の実務修習を経て合格を掴みました。
志してから5年間に及んだ受験生活を振り返り「合格通知を受けた時はこみ上げるものがありました」と語ります。
不動産業も行っているARCでは、収益用物件、戸建て、分譲マンション、継続賃料査定など、様々な鑑定を行っており「この経験が合格につながったと思います」。
今後も多角的な視点で鑑定業務に取り組んでいきます。
ARCでは他にも複数のメンバーが不動産鑑定士、宅建士の資格取得を目指しています。
【不動産鑑定士】
不動産の客観的価値について調査・分析を行う専門家の国家資格。地価公示や土地収用などの場面で鑑定評価を行い適正価格の形成に資するほか、不動産取引や投資に関する相談に応じる。
受験資格の制約はなく、年1回実施される短答式、論文式試験を通過した後に1~2年の実務修習を経て修了考査を受け、合格すると登録が認められる。令和4年の合格者は短答式626名(合格率36.3%)、論文式143名(同16.4%)。令和5年の修了考査合格者は93名(同60.4%)。
【宅地建物取引士】
通称「宅建士」。公正な不動産取引を実現するための国家資格で、例年約20万人が受験し、合格率は17%程度。受験資格の制約はなく、問題は択一式のみ。法律や契約、不動産価格に関する基礎知識が身につき、幅広い業界で生かせる。