教えて!相続ぺディア


REAX司法書士法人はこのたび「つくば相続遺言相談センター」を開設、これを記念してつくば市でセミナーを開催しました。
【セミナー概要】
1.相続登記義務化について
平子代表が「円満に実家の相続を完了させる方法」と題し、相続登記の基本的な流れや注意点について講演しました。今年4月に相続登記が義務化された背景には、全国で所有者不明地が増加し、災害復興等の公共事業に支障が出ていることが挙げられると指摘。不動産を相続で取得した人は3年以内に相続登記を申請する必要があり、正当な理由なく違反した場合は最大10万円以下の過料が科される可能性があることを説明しました。
また、特に不動産を共同名義にすると、後々トラブルに発展する可能性があると指摘し、円満な相続のために生前にできる対策として以下の4点を挙げました。
相続財産の棚卸し:プラスの資産だけでなく借金等のマイナスの資産も把握する
相続方針の決定:相続人間に公平感が出るような分け方を決める
相続財産の整理:相続人にとってマイナスの遺産となる遠隔地の不動産等を事前に処分する
相続実行の準備:エンディングノートや遺言書の作成等で相続人への思いを残す
2.空き家対策について
提携会社である株式会社KLCの小林弘典代表が「空き家が売れないたった2つの理由」と題し、空き家が売れない理由として一般的に考えられる「場所が悪い」「土地が悪い」「整備不足」というのは誤りであり、実際には「買い手の予算に合っていない」「買い手に情報が届いていない」ことが原因だと指摘しました。物件を安く購入しDIYに費用をかけたいと考える層がいることや、築古の空き家の情報が不動産検索サイトにほとんど載っていない実情から、適正金額で情報を積極的に出していくことが必要だと強調しました。
セミナー参加者からは、「農地を相続した場合の対策」や「生前対策」についての質問が寄せられ、「相続に対する心構えができた」「分かりやすい内容だった」との声が多く聞かれました。
つくば相続遺言相談センターでは、茨城県をはじめ関東圏の相続・生前対策等についてご相談を受け付けています。
TEL:029-817-4192(平日9:00~18:00、土日祝日は予約相談可)
お問い合わせ:info@tsukuba-souzoku.net